今につながる「光・塩」の精神
柏原 朋佳 (初等科59回生、中高83回生)
略歴
2005年(平成17年)光塩女子学院幼稚園卒園 初等科入学
2017年(平成29年)光塩女子学院高等科卒業
現在 東京医科歯科大学医学部医学科在学
教師との触れ合いで覚えていること
日記に新学期の悩みを書くと、「柏原さんの気持ちに気がつけなくてごめんなさい」と、日記以上の長さのお返事をくださったり、自主学習ノートを提出すると、可愛いシールとともにコメントをくださったり、そういったさりげない日常のエピソードが多数思い出され、生徒一人ひとりが「かけがえのない存在である」ことを、先生方が体現する形で教えてくださっていたと感じます。そのような教育の中で「自分が輝くことで、誰かをより輝かせたい」と、他者のための自己実現を望むようになりました。
今なさっている仕事や活動の概要・やりがいの紹介、その中で初等科時代から今の自分につながっていると思う体験
光塩の生活で、自分の能力を人のために役立てることの大切さと喜びを学び、「挑戦している人がその人の最大限の価値を発揮できるような手助けをする」という人生のミッションが形作られたことで、医師を志すようになりました。現在は医学生として学びを広げており、将来はヘルスケアビジネスの力で、人々が調和の内に幸せに過ごせる世界を作りたいと考えています。
光塩とはどのような場所ですか
「感謝すること」「思いやりを持つこと」「愛を与えること」「許すこと」。人が人との交わりの中でしか生きていけないからこそ不可欠で重要な、これらの精神を身につけ、価値判断の軸が作られた場所です。
ホールに全校生徒が集まる大きな行事といえば「感謝の集い」と「クリスマス会」。学校生活を支えてくださる方への感謝を形にする「感謝の集い」はもちろん、「クリスマス会」も、イエス様の誕生祝いにはとどまらず、5~6年生が演じる劇には年毎に異なるメッセージが込められていました。
日常生活、イベント双方を通じて、今につながる「光・塩」の精神が培われた光塩は、今こうしてメッセージを書いている時にも、思い出すと温かい気持ちになる、大好きな母校です。